Overview概要
- 自動車が走行するとき、タイヤと路面の間に空気が入り、これが騒音となります。低騒音舗装は、こうした空気を舗装の中に逃がすことができ、騒音を低減する効果があります。
- タイヤと路面からの発生音は、タイヤと路面の摩擦あるいは打撃時の場合に発生する騒音であることから、低騒音舗装では、骨材粒径を小粒径化することによって発生する音の抑制効果が期待されます。しかし、混合物の骨材を小粒化すると耐流動性が懸念されるため、高耐久性のポリマー改質アスファルトH型を使用することにより、材料費が高価となります。STデュアルはこの問題点を解消しました。
- 上層と下層の混合物を同時に施工することで噛み合わせがよく、一体化します。
Features特徴
- STデュアルは排水機能や低騒音機能はそのままにし、高価なアスファルト混合物の使用量を減らすため、表層上部に小粒径ポーラスアスファルト混合物、表層下部に通常のポーラスアスファルト混合物を用いた2層構造の表層とした舗装です。
- マルチアスファルトペーバーの使用により、1層あたりの施工厚さと最大粒径の問題を、2層同時施工とすることで可能にし、コストを削減し、工期を短縮することもできます。
- 上層にカラー混合物を選んだ場合、従来よりも薄く施工できるので、コストを抑えることができます。
Where to use用途
- 自動車専用道路や一般道路で騒音の低減が求められる道路
- 重交通路線で耐流動性を求められる場合