01
舗装(ほそう)とは?
丈夫(じょうぶ)な道路をつくるために道路の表面は、アスファルト、コンクリート、石などいろいろな材料で固められています。この固められた部分を「舗装」といいます。
舗装は車が走る道や私たちが歩く道だけでなく、公園や競技場(きょうぎじょう)などいろいろな場所で見ることができます。
公園
橋
スポーツ施設
道路
トンネル
空港
歩道
舗装をするとどんな良いことがあるのでしょう。
舗装をすると雨や雪などの天気に左右されず、快適(かいてき)で安全に歩くことができます。
では、いつも歩いている道路の中はどうなっているのでしょうか。
舗装があれば
雨の日でも安心!
雨の日でも安心!
- 表層(ひょうそう)
- ※アスファルト、コンクリートなど
- 路盤(ろばん)
- ※砂利(じゃり)など
※表層から路盤までを「舗装」といいます
- 路床(ろしょう)
- ※もとからある土
舗装は、何層にもすることによって丈夫で長持ちさせることができます。
02
アスファルトとは?
よく見かける道路は、アスファルト舗装ではないでしょうか。
このアスファルト舗装の主な材料は、「アスファルト」と呼ばれる黒色のねばり気のある物質です。
アスファルトには、天然にとれるアスファルトと、原油(げんゆ)からつくられるアスファルトがあります。
日本では天然のアスファルトがほぼとれないため、サウジアラビアなどの中東諸国(ちゅうとうしょこく)から原油(げんゆ)を船で運び、専門工場でアスファルトをつくります。
原油からはアスファルトの他に、車の燃料(ねんりょう)やジェット機の燃料(ねんりょう)もつくることができます。
このアスファルトに砂利(じゃり)や石の粉を混ぜたものが、「アスファルト混合物(こんごうぶつ)」と呼ばれ、これを平らにならし、ふみ固めたものが「アスファルト舗装」です。
※「アスファルト混合物(こんごうぶつ)」は「アスファルト合材(ごうざい)」とも呼ばれています。
アスファルト混合物(こんごうぶつ)
- アスファルト
- 黒色のねばり気のある物質。
熱を加えるとやわらかく液体のようになり、冷えると固くなる性質があります。
- 砂利(じゃり)
- 大きさは0.5cmから2cmくらい。
- 石の粉
- 石灰石(せっかいせき)などをこなごなにくだいたもの。
- 砂
- 山や川からとった砂。