よく見かける道路工事、どんな工程で行われているのか知っているかな?
道路の舗装の材料はどこでつくっているんだろう?
さまざまな機械が活躍(かつやく)するけど、どんな役割があるのかな?
ここでまとめて紹介(しょうかい)するよ。

01

道路工事の手順

まず、土の上に砂利(じゃり)をブルドーザーやグレーダーという機械でしいて、ローラーでふみ固めて路盤(ろばん)という下地をつくります。

ブルドーザー
グレーダー
ローラー

工場で、熱いアスファルトと熱した砂利(じゃり)や砂を混ぜて、
アスファルト舗装の材料であるアスファルト混合物(こんごうぶつ)をつくります。

工場
アスファルト混合物
(こんごうぶつ)

工場でつくったアスファルト混合物は、
ダンプトラックに積んで工事現場に運ばれます。

アスファルトフィニッシャという機械でしいて、
2種類のローラーでふみ固めます。

アスファルトフィニッシャ

冷めると固まって車が走れるようになります。
これで道路の完成です。

見た目は同じに見える道路の舗装も、実はいろいろな種類があるよ。
特別な機能がある道路の舗装もあるので、
いつも利用している道路がどんな種類の舗装なのかな?
と考えてみるのも面白いかも。

02

舗装の種類

凍結抑制舗装
(とうけつよくせいほそう)

冬になると道路の舗装の表面は雪や氷でおおわれて、タイヤがスリップしやすくなります。
凍結抑制舗装には、舗装の表面にやわらかいゴムが埋めてあり、車が走るとゴムの上にある雪や氷が割れてはがれます。
雪や氷がはがれてなくなると、道路の舗装の表面が出てくるので、タイヤがスリップしなくなり、安全に走ることができます。

氷が割れるイメージ

排水性舗装
(はいすいせいほそう)

普通の道路は雨が降ると水たまりができます。水たまりがあると車がすべったり、しぶきが上がって前が見えにくくなるので危険です。
排水性舗装は隙間(すきま)がたくさんあり、その隙間(すきま)に雨水が入るので、水たまりができにくくなっています。
車が走る音も吸収して小さくしてくれるので、低騒音舗装(ていそうおんほそう)とも呼ばれます。

遮熱性舗装(しゃねつせいほそう)

熱を遮(さえぎ)る舗装と書いて遮熱性舗装。
普通の舗装は夏の熱い日差しでホットプレートのように熱くなってしまいます。
遮熱性舗装は、特別な材料を舗装に塗ることで、日光に含まれる赤外線(せきがいせん)を多く反射するので、熱くなりにくい舗装です。
道路や公園の園路など、いろいろな場所で使われています。

遮熱性舗装の交差点
遮熱性舗装の仕組み
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